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2005年04月01日

クラインガルテン入植1日目

4月1日にクラインガルテンが利用開始になり、半休をとって笠間に向かった。
先に研究員と姫は電車で行き、私は布団満載の車で向かう。
クラブハウスでクラインガルテンの鍵を借り、布団を下ろした後、駅前で二人をピックアップする。
クラインガルテンに戻り、自分が入ることになる区画&ラウベをチェックする。
早速ガスと電気の手配。

そのあと、職員の方に耕耘機の使い方を教えてもらい、一通り起こす。
研究員は「水道管があるのでここだけは手で御願いします」といわれた畳二畳ほどの場所を鋤き起こすだけでへとへとになっている。
最初の日はカーテンが無くて外から丸見えである。寝るとき寒かった。

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2005年04月02日

クラインガルテン入植2日め

二日目はジョイフル山新でカーテンを買ってきた。カーテンを張るととたんに家らしくなる。ようやく落ち着いて写真が撮れるようになった。

北側正面から
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西側。テラスが付いている
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入り口の右脇には各戸それぞれ笠間焼のマスコットがついている。うちはリスとアケビである。
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南側。畑の南北は14メートル、東西は6メートル50ある。結構大きい
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東側。窓が2つ。
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その意気込みやよし。
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大多喜ハーブアイランドで買ってきたフェンネルとアーティチョークを植える。
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西側の畑と稲田石のテーブル。耕耘機のならした後が足跡だらけである。
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ラウベ内部のロフト。上がる梯子ががたついていておっかない。
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その後、冷蔵庫はやはり必要ということではるばる50号を水戸のヤマダ電機まで出かけた。水戸本店と書いてありここが本店のようだ。ここらの大規模店は半端じゃなく大規模で向こうが霞んで見える。欲しいと思っていたナショナルの冷蔵庫のステンレス張りのものがあり、値段を聞くと、「もう現品限りなのでお安くしますよ。3万円でどうですか?」とのこと。その前にコジマも寄ったのだが、普通のステンレスじゃないもので29,800だった。お、ラッキーと思ったが、「今日明日で配達できます?週末しかいないんですが」「生憎本日は一杯になっておりまして~」「そこに即日配送って書いてありますよね。じゃ来週でもいいので、もう少し安くなりませんか?」「それじゃ29,000円で如何でしょう」ということで即決。研究員に「さらに値引きをいうとは」と呆れられた。
笠間のジャスコ&ポレポレシティにも寄る。ここも都心暮らしの身には目眩がしそうに広い。さっそくマイバスケットや洗面器等の生活用品を仕入れる。普段あまり買い物自体しなくなっていたが、久々にモノを買って楽しい。新しい生活を始めるっていうのは何となくワクワクするものだ。

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2005年04月03日

クラインガルテン入植3日目&栽培講習会

クラインガルテンも3日目を迎えた。
笠間クラインガルテンの目玉として、農家の方による栽培講習会がある。
週に一度開催され、講義は一時間ほど。斎藤さんという脱サラ農家の人が教えてくれる。
クラブハウスの教室がほぼ一杯になるほど盛況である。

話を聞くと、「いかに自分は農業のことを何も知らないか」がよくわかる。
また、やる作業についての理論的な説明がなされ、目からうろこが落ちることが多い。
みんな真剣そのもので聞いている。冗談を交えながら1時間くらいで終わった。

以下メモ抜粋:
・GW前が一年間の作付けの基本
・いきなり植えないで、まずは話しを聞いて欲しい
 言われた通りにやる、それが難しい
・春先は失敗してかまわない、ただし秋冬は失敗できない
 10月に優等生と劣等生がわかる
・積算温度の話
・病虫害が発生したときは勝手に敷地に入って処分する←これは有り難い
・有機農業について
・資材の購入場所
・ジャガイモはお彼岸頃。植えたい人は今日中に。植えるのは畝の山でなく、平らなところを凹ませて植える。いもが育ってくると土寄せをするので結果的に山になっているが、最初から山ではない

だんだん笠間の地理感覚がつかめてくる。今日も山新に行きジャガイモの種イモと風呂イスを購入。
ジャガイモを「谷に」植え付け、その後姫の希望でクラインガルテン目の前のいちご狩りを楽しむ。
以前壬生でいちご狩りをしたときにはこの時期だと味がぼけている印象があったのだが、ここの
は非常に美味しく、広々としてよい感じであった。

広いハウスに我々だけ
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いちご大好き
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黙々と選果
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こんな感じで成っている
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ラウベの入り口脇にミョウガのようなもの発見。様子を見る
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2005年04月09日

荷物搬入&第2回栽培講習会

金曜晩にレンタカーのボンゴを借りて、家具や自転車を積み込み、一路笠間を目指す。久々の商用車であるが乗り心地が悪いことおびただしい。23時に到着。
姫をロフトに上がらせて寝かせた後ラウベに運び込む。いままではフローリングに座っていたが、やはり椅子があると楽である。ラウベの木の香を楽しみながら晩酌をして寝る。
朝方研究員の「うわっ」という声で起こされる。見ると梯子が30cmほどもずれている。よく落ちなかったものだ。しかし眠いので、「気をつけろ~」といいつつ寝てしまう。

ラウベでは釘をうつことができないので、朝飯後山新に行き、引っかけるタイプのフックを買ってきて梯子を細引きで縛り上げる。びくともしないように出来た。

電話工事と冷蔵庫の搬入、17日に取材が入るとのことでテレビ局の人が面通しに来る。新入生からも一言欲しいとのこと。まだろくに何も植えていないのですが・・・

16時から第二回栽培講習会である。人数はだいぶ減って教室の半分くらいか。大学の講義と似たような出席傾向である。

講義メモ:
・「種」と名がついたものは食べないで←殺菌済み
・農業と園芸の違い
・畑の使い方(一年を通じて収穫するために)
・なぜ春作はあせらなくてよいのか。秋作はあせらないといけないのか
  「秋の一日春の七日」 やはり積算温度
・農業のプロと家庭菜園の違い
・植え付け方の工夫
・肥やしの話 作物による。つるぼけ
・果菜はあまり植えないで(週に1回しか来ないと、おばけキュウリばかり)
・ネギの植え付け方
など。

特に「肥やしはビタミンみたいなもの。大量に必要ない。作物は日光と水と二酸化炭素で育つ」というのは、考えていたら当たり前なのだが、全然気が付かなかった。
レンタカーなので土曜晩に戻る。

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2005年04月10日

花見未遂

日曜は花見に行こうとおもって3時半に新宿御苑に出かけたが、到着時に4時をすぎてしまい、入園できなかった。しかたがないので四谷図書館上のモスバーガーで上から眺める。

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その後ハンズに行き、ラウベ用にRubbermaidの水切りカゴを買って帰る。

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2005年04月13日

車屋の姿勢

所長はメルセデスの190Eという13年落ちの車を愛用している。このくらいになるとベンツと言ってもステイタス性が無くてよい。それで車自体はガッチリしている。最近の車に試乗しても全然欲しいと思わない。
しかし外車だけあって妙なところがおかしくなる。一つにはドアトリム。窓ぎわのところが経年劣化でめくれ上がってくる。そうすると段ボールのような裏側が車の外から見えて非常にみっともない。あと気になるところはATのつながり具合。この時代のベンツは2速で走り出す(実質3速)なのだが、2速から3速につながる時にたまにドカーンとつながり、首ががくがくする。これが目出度くない。
というわけでドアトリムをパーツ業者から仕入れ、お世話になっている宮園オートに入れた。

実はこの190Eは2台目である。一台目は自動車界では神様のような人から譲っていただいたものであり、非常に手をかけて大事に乗っていたのだが、去年10月に高速で居眠りセレナに追突され廃車になってしまった。最新の車にもいろいろ試乗したのだが、あまりこれぞと思うものがなく、市井の中古車屋から仕入れたものである。

数日後宮園から電話がかかってきて、ATについてはなんともいえないがオイルとフィルタの交換、あとエンジンマウントとアッパーマウントの交換を実施するとのこと。予想外だったのは、右後のドアレギュレータが針金でいいかげんな修理がしてあり、なんとか動いていると言う状態でレギュレータの交換が必要と言われた。また右前も調子がわるく交換要だそうな。
実はこの車、中古車屋で右後ろのウインドが開かず、「しっかり修理しますから」と言われたものだ。そこの修理屋がやっつけでナントカしたに違いない。テキトウにごまかそうという輩が多いから中古外車自体の価値が日本で下がるのだ。
事故で困るのはこういう些細なことがあるたびに事故のイヤ~ンな記憶がよみがえることだ。この年式の車になるとロクに補償が出ないので、追い金で70万以上かかっているのだが、それよりもイヤな気持ちになることで普段の生活に影響が出るダメージのほうが大きい。
まあ、全金額を並べてもティーダの新車より安いので、問題がないっちゃないんだが、他人に理不尽に不愉快な思いをさせられるのはやはりつらい。研究員によると、「命あっての物だね。加害者になるよりましかと思ってガマンせい」とのこと。そりゃそうだが、加害者もロクに反省しとらんのだろうなあ。

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2005年04月16日

農機具講習会+入村式

金曜の晩に到着。晩酌をして2時に寝る。
朝は夜露にしっとりと濡れていた。これだけ濡れていれば確かに畑に水を撒く必要はなかろう。
まだ大して大きくないが、草が生えてきているので草むしりをする。土が軟らかいので根っこごと抜ける。地面が固くてブツブツ切れる実家の庭と違って非常にやりがいがある。

先週斎藤さんからわけていただいた山芋の苗を植える。
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かなり深く20cmから50cmの間で、横に長く掘る。畑の土がよいのですぐに掘れてしまった。ガイドとなる割り箸を立てておく。

15時から農機具講習会。市役所の田口さんが先生である。みんな神妙に聞いている。これは草刈り機。
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こちらは耕耘機
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こういうときに物怖じしない研究員
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ターンが出来なくてとっちらかる
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この手の耕耘機は自分では曲がらないため、(一輪車のようなものだ)車輪の処を軸にして、ローターの部分を持ち上げながら自分が回り込んでやる必要がある。慣れないとこれが難しい。

鍬の使い方。
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基本的には横に持ち手前に引く。雑草の処理のためには、軽く畝を掘り、谷に草を入れ、その上に土をかぶせる。傍目に見ているとすいすい作業が進むが、自分じゃそう簡単にできるものではない。熟練の技である。

18時からは入村式である。クラブハウスの教室が超満員。100人以上いるであろうか。遅めに行ったので座れなくて難儀した。助役さんの挨拶
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新入生自己紹介
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農政課職員紹介
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クラインガルテン担当者紹介。一番お世話になる人たちである
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かさま親善大使。笠間の観光名所案内。
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先輩代表のあいさつで乾杯
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一品持ちよりの品が並ぶ。壮観である。1分後には人に埋め尽くされた。
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あとは呑み、食べの大宴会である。特に笠間の地酒が一升瓶で並ぶ。笠間には松緑東海稲里の3つの蔵元があり、どれもやわらかでコクがあり旨い。その中でも複数の酒が出ており、こんな機会は滅多にないので利き酒をしようと一升瓶をめがけて廻る。「1cmだけついで下さい」「まあ、そんなこといわず」どぼどぼどぼ。あっというまに紙コップ8分目ほど溜まる。大学時代の新歓コンパを思い出した。そう、これはまぎれもなくクラインガルテン大学における新入生歓迎のコンパなのだ。他の同級生よりも歴然と若いため、注がれるのもあたりまえである。3蔵ともわりと似た傾向の酒である。どれもドライ過ぎなく美味しい。これについてはその後の研究課題としたい。

20:00で中締め。その後常連さんは更に呑んだようであるが、ラウベに退散。

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2005年04月17日

栽培講習会+テレビ取材

朝は通常通り7時半にラジオ体操があった。
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ラジオ体操はクラブハウス前の広場で行われるが、クラブハウスの左右に取り付けられた拡声器から大音声でラジオ体操の音楽と号令が流れる。東京だと周囲をはばかるようなボリュームである。それでもこの廻りにはそれを迷惑と思う範囲に人家はない。澄み切った空気の中ラジオ体操をするのは爽快である。心なしか男性陣が少ないのは昨日呑み過ぎたせいか。
ラジオ体操に参加して気が付いたのは、うちの姫がラジオ体操を知らなかったということだ。最近学校ではやらないようだ。スポーツの前にやるのはストレッチのほうが良いという話を聞いたことがあるが、農作業をやるには自分がどこが凝っているかわかり、非常によい。ラジオ体操ができたときには、もともと農作業の前後等を想定して開発されたのではないだろうか。

その後有志で散歩に行く。本戸小学校跡地の桜が満開で美しい。
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昨日クラインガルテンの直売所で買った立派な孟宗竹の筍がうまく煮えた。
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栽培講習会メモ:
畑には水はまかない。盛夏の種まきは水を撒くこともあるが、ホースの中に溜まっている水は熱くなっている。それをまかないよう注意。
園芸の本にはいろいろ病害虫の話しが出ているが、ある時点で気にしなければならないことは1つか2つしかない。時期によって出てくる虫が異なる。
春蒔き大根は4,5日で芽が出てくる。出てこないものは種がダメ
苗半作。良い苗を植えてある程度立てばあとはほっておいても育つ。
ジャガイモとトマトの関係。ジャガイモは疫病に強いがトマトは弱い。手入れをするならトマトを先に。神経質な人は長靴も服も着替える。
疫病は下の泥が葉の裏にはね、気孔から入る。なのでマルチやしきわらを。
アンドンはいつ取るか-葉がアンドンについたら取る

その後、TV取材用に日帰り農園側で農機具講習会が行われた
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糸井重里さん初めて耕耘機を動かすの図
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これがクラインガルテンそば処期間限定のいちごそばである。
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チャレンジャーの研究員が頼んだ。ほんのりいちごの香りがする普通の蕎麦である。特にいちごが入ったということでさらに美味になるというわけではない。

その後TV取材を一年生代表ということで受けた。昼下がりでくたびれていて、ちょっとテンションが下がっていたのが残念。

3時過ぎに東京に戻り、ひいばあの見舞い後帰着。晩は筍ご飯と三つ葉のお浸しであった。

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2005年04月24日

第4回栽培講習会

金曜の晩に笠間に到着。姫はすぐにロフトで沈没。晩酌しながら耕作計画を練って寝る。
翌朝は快晴。前の住人が植えたであろうシバザクラが美しい。
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畑のど真中にスギナが出ている。
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これがまた地下茎が深くどこまでも続いている。斎藤さんによるとどこぞの農家のおばあちゃんが「スギナの根っこは地獄まで続いている」といったそうな。

生垣の山吹が黄色に咲いて美しい。
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山吹の下にはタンポポが咲いていて、一面が黄色になっている。
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他の畑を偵察に行くべくクラインガルテンの中を散歩にでかける。ここの区画のシバザクラは素晴らしい。
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日帰り農園で妙なもの発見。弓竹のビニールが外れ、弓竹のなかが菜の花で一杯である。どうも植え付けた後放置し、菜の花の勢いでビニールをめくり上げてしまったようだ。
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生垣の下にもシバザクラ。
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農機具庫の前で桜の花びらだけ飛んできた。風上方向に見事なヤマザクラが満開である。
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ヤマザクラ前のp.dog5というパブの犬。良く吠えるが警戒している風ではない。
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これはp.dog5前のタラノメ畑のタラノメ。ステッキのようににょきにょき植わり、その上にこのようなタラノメが付いている。
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タラノキ林。売っているタラノメは農家のおばーちゃんが裏山に分け入って天然物を取ってくるのではというようなイメージがあったのだが、実はこうやって量産されているようだ。
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朝食用の野菜を買いにクラインガルテンの直売所に行く。見事なタケノコ。鍋を選びそうだ。
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大根の袋にクラインガルテンの太陽マークが付いている
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直売所に生産物を持ち込む農家の方一覧(写真付き)我らが斎藤さんも入っている。
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野菜には名前が書いてあるので、美味しいものを作っているおば~ちゃんをこれで照合して、ノウハウを聞くのだ。ちなみにイチゴの試食でもそれぞれ人によって味が違う。育て方によるのか、それとも出荷タイミングの見切りが違うのか?

暖かいので外の稲田石のテーブルにて朝食。完全和食だが贅沢な気分である。
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その後畑を区画に仕切る。とりあえず足で踏んで筋を付け、トウモロコシとカボチャ予定の区画に堆肥を多めにまく。マルチ用に畝建てしようとしたが、鍬が全然うまく使えない。他の人は高速道路の切り通しのようにビシッと角度が付いているが、こちらは全然ダメである。特に盛り上げるほうは簡単なのだが、筋を揃えるのと、凹んでいるところに土を寄せ平らにするのが難しい。とりあえず3つほど作ったところでやめた。それぞれの畝の幅が全然違う。まあいいや。マルチを貼る段階でもう一度やるんだし。

その後毎度の山新に行き自転車用六角レンチと山椒の苗を買う。姫はシャボン玉液を買った。

第四回栽培講習会メモ:
・ハウスの建て方-一年生には勧めない。まず露地で野菜がどう育つか見ることが肝要。
 中の環境が変わるということは、やる仕事が増えることになる。
 ビニールハウスの効果はしていないのに比べて10日ほど。夜になれば温度は下がる。農家の促成栽培のハウスは加温しているから意味があり、単純にビニールをかぶせてもそれほど違わない。

・農業資材の説明
 弓竹。購入時はサイズに注意。150~300cm。通常180cmを利用。上に掛ける防虫ネット等の幅と連動するので、変なサイズを購入しないこと。
 張り方。1メートル間隔でハの字に張っていく。倒壊防止のため端っこは袈裟懸けする。
 防虫ネット。モンシロチョウは5~7日でさなぎになる。苗に卵がついていたら一週間後苗は消え、防虫ネットの裏側にさなぎが付いていることになる。ほかに霜よけ、風よけ効果あり。
 不織布。べた掛けにする。作物が育つにつれて緩める。
 マルチフィルム。色マルチは使わない。除草剤併用でないかぎり防草効果はなく、マルチごと盛り上がってくる。白(透明)マルチは焼ける(ビニールに接触した部分が熱にやられる)ので大丈夫。
 マルチを張るときは3週間前に肥料を入れ、播種の1週間前にマルチを張るのが望ましい。最悪当日やってしまってもかまわない。
 篠竹。近場で調達。

・草取り
 これからは草取りばかり。小さいうちに土をひっくり返してしまうのが肝要。

・輪作、連作
 病気は土の中から出る。収穫時に根の状態を見てみること。
 連作障害は単純に収量が落ちる。病気になるのは最終段階

・里芋、ショウガ
 植えるのは一月先。購入してしまった人はネットに入れて土にいけておく。

・移植と定植の違い。
・アンドンの張り方
・苗の順化。温室から出たばかりなので、2~3日笠間の環境に慣れさせてから植えること。

講義時間は1時間ということになっているが、質問等を受けているので大体1時間半以上かかることが多い。耕作計画を見てもらったところ、「冬の間食べるもの(はくさい、大根、ほうれん草など)がなんにもないじゃん」との指摘。やはり見てもらうものだ。

夕方の風景。丘陵地なので夕日に照らされるところとそうでないところのコントラストが美しい。しばし見入る。
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夕方の風景2
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近所の富田さんのお宅のお披露目+コンサート+書道家のパフォーマンスがあるということで出かける。
コンサートはちょうど終わったところで、書道家には間に合った。
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抱瓶(かめは旧字体)。読めた人にプレゼントされた。
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外には立派な焚き火用サークルが出来ていて、豚汁が煮えている。
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こちらは炭が熾っていてサンマ等焼かれている。
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人数は20人ほどであろうか。美しい満月の夜、一品持ちより(うちはタコライスを持参)の各家味自慢のご馳走、春蘭の酢漬け等めずらしい食材と、クラインガルテンや田舎暮らしの話しで非常に趣深い一夜となった。惜しむらくは東京に戻らねばならなかったため、笠間の銘酒が並びながら、一滴も呑めなかったことである。


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2005年04月27日

月刊やさい通信

4月17日のNHKの取材の様子が4月30日に放送されるようだ。

月イチの新番組で月末の土曜午前中とのこと。うちも新入り代表でちょこっと出るかも。
15時過ぎでテンション低かったため、もしかしたら削られているかもしれません(笑)
クラブハウスのテレビで見ることにしよう。

4月30日土曜から月1回土曜・総合・午前11時00分~11時30分
月刊 やさい通信
http://www.nhk.or.jp/spring/62.htm

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2005年04月29日

GW1回目

木曜の晩にNさん母子とともに到着。23:30に友部ICの料金所を出るときにそれまで車載のETC装置で三郷から2400円と表示されていたのが、「1,200円です」との音声。1月からのETC早朝割引の計算がリアルタイムに表示されるようになったようだ。この割引プランは笠間クラインガルテンの住民向けに作られたのではないかと思うようなぴったりなプランであり、走行距離100km以内の場所へ(から)22:00以降から6:00の間に行きか下りのICを通過すると半額になる。往復1回で2,400円が浮く計算になりありがたい。

到着後研究員は早々に寝てしまったがわたしとNさん母が晩酌をする横で娘らはチーズとパンを食べて寝る。
朝は8:00に目が覚めた。ラウベの廻りを一回りする。
斉藤さんが「まあ、植えてみて」といったコゴミが地面から飛び上がるように立ち上がっている。
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入り口脇にアミガサタケ発見。
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単なる根っこだったアスパラ苗から1本アスパラが出ている。これは食べるわけにはいかない。
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レタスも根がついたようだ。
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アーティチョーク。実はアブラムシがたかっている。アリがせっせと世話している。
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9時に直売所に行き、レタスやラディッシュ、いちご等を買ってくる。前回はレタスが泥だらけだといって姫は研究員にはつられていたが、今回はサラダドライヤーがあるので大丈夫。新鮮な野菜をサラダで食べるときにしっかり水切りするのに便利だが、実はほうれん草を湯がく時にも非常に便利である。(ボウルで洗い、ゆだったものをカゴ部分で取る)
朝の食卓。
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娘ら。外で優雅な朝ご飯のつもりが、天気が良すぎて非常に暑い。
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食事が終わったら宅急便のトラックが来た。ヤフーで落とした姫用の中古MTBが到着。
22inchながら21段変速、前サス付きと本格的な自転車である。思ったより上々であった。
前傾姿勢でおっかなびっくり乗る姫。
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N娘。背が姫より高いだけあって無理なく乗っている
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ラウベに並ぶ3台の自転車。
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その後笠間芸術の森公園の陶炎祭(ひまつり)に行く。近隣の窯元が展示直販会をやっている。会場は非常に広く、炎天下みんな真っ赤な顔をして歩いている。
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出店図
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さまざまな茶碗
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中央部の窯。夜には火が入るのであろうか。
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観光客でにぎわっている
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カフェと併設されている出店も多い。
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値段を直接焼き込んでいる。貨幣社会への批判云々。
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出た。つくばエクスプレスのキャラクター。スピーフィというそうな。
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会場中央の楽焼オークション。かさま親善大使がプレゼンテーターを勤めている。
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所長と研究員が茶碗とどんぶりを選んでいる間に、娘らがろくろで器をつくっていた。無料で参加できる。
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会場風景
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ずいぶん人が増えてきた。
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ラウベに帰ってみるとアゲハチョウがサンショの木に卵を産んでいた。卵をプチとやってしまったが蕗の葉にとまって機をうかがっている。
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娘らが自転車が入ってきた箱で遊ぶ。こういう物で遊ぶ時は本当にいきいきしている。
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ビールを飲みながら晩飯の天ぷらの準備。さやえんどうの筋をむく。
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タラノメ、コゴミ、アスパラ、サヤエンドウ、人参、さつまいも、椎茸。全部が笠間産である。そのうちに自分の畑で取れた野菜が並ぶのであろうか。

シロツメクサの首飾り。
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また姫は自転車に乗る。ずいぶん上達した。広い場所で練習できるのはありがたい。
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七並べ等してくつろいで寝た。
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2005年04月30日

第5回栽培講習会

朝起きてラウベの廻りを確認。ちいさいレタスの芽が勝手に出ている。
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ジャガイモ。出てくるのが危惧されたがきちんと植えたところに出てきた。
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大きさにばらつきがある。これは大きいもの。
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品種はインカのめざめ。最初よくわからず山新で購入したのだが、あまり収量が多くなく、線虫にも弱いそうな。どうなることやら。

視線を低くすると沢山の虫が活動していることに気づく。
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クラインガルテン前の麦畑が緑になっている。
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ゴボウの葉をお隣からもらってきた。佐藤さとるのコロボックルの話にこんな絵があったような。
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栽培講習会。今回から座学のみでなく実技指導がある。
ポット苗への水のやりかた。正解はジョウロで水を上から掛けるのではなく、手前の洗面器にどぶんと浸ける(30分~1時間)が正解。
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ラウベの庭でマルチ張りの実演。ここのオブジェはメロンである。
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事前説明。マルチ張りは風のない朝か夕方にやる。
耕したあと畝を切る。平畝なので切っているところが凹んでいる。
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鍬の背で平らにする。
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畝のエッジをまっすぐにする。すいすいとやっていくがこれが難しい。
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完成した平畝
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マルチを置いて端に土を載せて固定する。
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マルチの中心線(メーカ名等書いてある)がまっすぐになるように延ばす。
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さて、ここからが本番。マルチの端を両足で押さえながら、鍬で土をマルチの両側に載せていく。
自分の足に掛けるイメージでやるとうまくいく。
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所長奮闘するの図
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マルチは非常に柔らかいビニールなので足を動かすたびにそちらに寄ろうとする。

くわの先でビニールを破かないように注意
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最後、マルチを手刀でぱすっぱすっと切れ目を入れて切る。土で押さえておしまい。
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「簡単でしょ~?」というが、平畝を作るのが一番大変そうだ。

その後ちょこっとだけトラックの荷台にのって喜ぶ研究員と姫、Nさん母子。
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斉藤さんの畑の解説。このネギ坊主は全部とり、脇のほうに出てきた新芽を植え替える。
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さて、来週はやることが多い。段取りを考えねば。

投稿者 所長 : | トラックバック | クラインガルテン日記