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2006年03月11日

芝焼き&斎藤塾開講&栽培講習会

土曜の朝出発。5:30に出たが思ったより車が多く三郷の料金所を6:03分に通過。ETC早朝深夜割引を逃したが岩間で1,500円であった。どうも通勤割引の対象になったようだ。

隣の先輩が土手の芝を焼いていたので、こちらも焼いてみることにした。アドバイスとしては
・風の強い時間は避ける。朝早いうちがよい
・あらかじめ木にはジョウロで水をかけておく
・止めたいところにも水をかけておく
昼過ぎで風が多少でてきた状態で始めた。新聞を丸めて火をつけると面白いように火が走っていく。火が通りすぎたあとはくすぶらずあっさり消える。
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終わった状態。下の芝は刈っているので茶色だが、土手は芝が長いので真っ黒である。
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大根の収穫。上半分は凍ったためスカスカになっているが、下半分はみずみずしい。
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近所の畑にて、今期まで笠間クラインガルテンの栽培指導員を勤めた斎藤さんの農業体験農園:斎藤塾が始まった。これまでもガルテナーはガルテン主導の栽培講習会とは別に、近所の農家に弟子入り等していたが、斎藤塾もその一つとなる。
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以下斎藤塾メモ:
ここは元々栗林。手前にみえるのは栗の木の切り株である。まわりをスコップで掘り、トラックやユンボで掘り起こす。
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ハウスの立て方。U字型の支柱を2~30cmほど埋めて骨格を作り、ビニールを這わせる。このままだと
飛んでいってしまうので、その外側に杭を打って紐がけする。強度は紐掛け側にかかっている。
15cmほど雪が降ったらハウスには入らないこと。いつつぶれてもおかしくない状態。イチゴのように加温していれば雪は積もらない。

農家はちまちま種を蒔かない。このような種まき機を使うこともある。これはライン引きに小さなベルトコンベヤが付いたようなもので、種を入れると一定間隔で種がベルトコンベヤを上がっていき、一定間隔おきにポトリと落ちる、という仕組み。ただし必ずしも毎回うまくいくわけではない。

また、寒天の帯に種を一定置きに入れてあるようなものも(シードテープという)売っている。(農家側から専門業者に好きな間隔で頼んで作ってもらう)。これを畑の端から端までずーっと引っ張っていけば種まき完了。ただし湿気にやたら弱い。湿気るとひっついて始末に負えない。
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切った栗はこのようにシイタケのほだ木になる。べつにシイタケは椎の木だけにつくのでなく、広葉樹であれば一般的に付く。ほかにもヒラタケ(ぶなしめじ)、ナメコ等可能。ただしナメコは木と土の境を埋めてしまうのでこのように移動はできなくなる。
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みな熱心に聞き入る
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大根(富美勢)の播種。ここで栗林跡ならの注意事項。イガがまだまだ残っているので注意ぶかく土にさわるように。
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各自5,6穴ほど植える。油断すると朽ちかけた栗のイガが刺さって痛い。危険である。ただ、この栗のイガが十分な隙間となり、良い収穫が期待できそうだ。
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上に見える紐はカラスよけ。カラスがハウスに止まると、りっぱな爪で穴だらけになってしまうため、かならずカラスよけをする。
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今は作業のため隙間が空いているが、これは全部下ろしてしまう。
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今日は播種で解散。16時から栽培講習会となる

栽培講習会メモ:
もう2年生なので栽培ごよみを見ながらやること。
連作の問題。畑のこの場所に何を植えるか。2作が適当。
サトイモ・ショウガ:苗は早めに買わないように。買ってしまったらタマネギネットに入れて20cmくらいに埋めておく。わからなくならないように袋の先は出しておくこと。5月中旬に仮植えする。ごく浅く植えておき、先が5~10cmになったら雨の日に植え替える。ショウガのように生育期間の長いもの(春から植えて秋、冬に取れるもの)は一等地である必要はない。かわかないところを選ぶこと。
ショウガは春先に植える。ミョウガは出来るだけ長い苗(根)を傷つけないように5cmくらいに横に植える。根の先に小さなイモが付いているので、それが取れないように。
ジャガイモのあとにはトマトを植えない。
連作はオクラが弱い。根菜も線虫の被害に遭いやすい。
ニンジン:葉に黒いカビが出る。次に同所に植えても出ることがおおい。
春蒔きは4/10。梅雨時に採れる。秋蒔きは6/10~7/10。9月下旬から越冬。
ニンジンの品種は秋蒔鮮紅五寸がお奨め。(春蒔きもある)贅沢するなら紅葉2号。
実は、芝焼きはあまり意味がないそうな。まあ楽しかったから良しとしよう。

姫の学童のお別れ会があるので早々に出るも、珍しく事故渋滞にはまる。20時帰着。

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2006年03月18日

栽培講習会+送別会

今回は所長が扁桃腺で高熱のため、写真、文章は研究員&姫による。

斎藤塾内容:
ジャガイモの植え付け
種ジャガイモは卵大がベスト。小さいと力がない。大きいと、目掻きが大変。歩いた後に一個づつおいて、上から土をかける。植えたところが凹。土寄せするので、畝間に植えるかたちにする。

種芋をキタアカリとトヨシロのどちらかから選ぶ
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広い畑が小さい標識で割り振られている
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ジャガイモの植え付け
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歩いた足跡に植えていく。一般的にジャガイモの生えている廻りが盛り上がっているイメージがあるが、それは徐々に(草取りのため)土寄せしていく結果であり、最初から畝の山に植えるのではない。
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6個だけラウベに植える。左がキタアカリ、右がトヨシロの種芋
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植えたところ。間違えないように北側がキタアカリ
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栽培講習会
今回は機械の使い方。刈払い機と小まめ(小型耕運機)

座学ではなく、農機具庫のまえで実習。曇天で結構寒い。

刈払い機(草刈り機)
暴れると危険。ざくっとやれば大けがもあり。刃は左回転。
近づくときは右前から。刈払いの半径に入らないこと。
後ろだと気がついて振り向いたときに刈払い機の刃が飛んでくる。
左前は刈払い機が暴れたとき飛んでくる可能性あり。
ナイロンコードは使わない。石を跳ねかしてガラス割ったりひとに怪我をさせる可能性あり。
刃のチップが無くなっていると切れない。摩耗していたら事務所に交換をお願いすべし。

キルスイッチ、刃

エンジンかける。
燃料は混合油。事務所でもらう。
紐を外して、紐だけ首からさげておく。
ポンプを押して燃料を送り込んでやる。
紐を吊る留め金のところを押さえる。(支点なのでこの場所を押さえれば動きにくい)
刃が地面から浮いていることを確かめる。チョークを引く。アクセルあける。スターター引っ張る。
だめならアクセルとスターターのところ繰り返す。

刈り方
回転の中心(へそ)を意識して移動。地面につけるかつけないか。刃を意識すると虎刈りに。
左回りなので左へ左へと進む。
斜面刈る時は等高線に沿って下を一周、次に一段上、とやっていく。
高いところを刈る時は石が飛んだりする可能性あるので防護眼鏡入手着用。山新で100円しない。

小まめの使い方。

抵抗棒の高さを変えると耕す深さがかわる。
走行モードと耕運モードの切り替えを忘れないこと。
必ず逆転で耕すこと。正転は地中の堅いものにぶつかったとき跳ねるおそれあり。
暴れたら手を離す。手を離せば止まる。しがみつかないこと。しがみつくのは怪我のもと。

燃料はガソリン。(混合油じゃない。)事務所でもらう。
エンジンのかけ方。???ノートか実物見ないとかけない。??

耕運の幅の半分で戻ってくると足跡が消えるし、深く耕せる。
耕運幅は変えられる。アタッチメントで畝建て(溝掘り)も可能。(斎藤さんので実演)

雨が降ってきて、早めに終わる。
機械を使うとかなり楽ができる。でも、私には機械はそれなりにおっかない。


その他質問
エンドウ豆の支柱
支柱を立てたらはすかいに補強しておく。
伸び出したらすぐネットを張る。
早く張らないとお互いに絡み合ってたごまる。

空豆の支柱と支えの綱
空豆は基本的には自立する。蔓が出るわけではない。
だが、倒れやすいので外側に支えの綱を張ってやる。
その綱を張るための支柱。

キュウリネットを分けていただく。

線虫がいるので、間作にソルゴーを蒔きたい。
ソルゴー種は1㎏で売っているが少量パックないか。
少量パックはない。共同購入したらどうか?

草刈り機の使い方。刃先を見るのではなく、地面全体を見る。
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回転刃の中心を地面と平行に押し当てるイメージ
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土手の刈り方
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エンジンのかけ方の説明
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この写真では見えないが、エアクリーナー(上部の黒い部分)とタンク(下部の白い部分)との間に油を送り込むポンプ(といっても人差し指の先くらいのゴムカップ)が付いている。それを圧して油を送ってやる
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草刈り機の重心は首にかけるベルトの支点。ここを押さえると動きが安定する。平らな所ではよいが、畑ではかかった瞬間右に流れることもある。そういうときにはここを押さえる。
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実践
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こまめの補機で畝立てのデモ。高畝があっという間に出来る。自分でやると難しいんだろう。
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退村式がなくなってしまったので、有志で5年生のお別れ会が開かれた。といってもSさんは近所に土地を借りたとのこと。
場所はOBのMさん(去年ガルテンを出て近所の民家に在住)のご厚意による。
Mさん夫婦のご挨拶
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記念写真
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その後、pdog5とむらで他の卒業生も合流し、朝まで宴会が続いたようである・・・

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2006年03月19日

5年生卒業

隣のNさんがラウベの立ち会い検査というので、中を見せてもらう。流石に長く住んでいるだけあり、工夫の跡が随所に見られる。ご主人の作とのこと
はしごの手すり、ロフト枠の一部増設(はしごの左50cmは元々存在しない)、キッチンのつり棚。
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窓の中心を横切る棚が美しい。
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一応現状復旧が建前なのであるが、これだけ美しく造作されているものを外す手はないだろう。検査ももちろん合格。次にここに入る人はラッキーだと思う。多少先人の跡があってもそれはそれで味ではないだろうか。
記念写真を撮りまくる。
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次の一年生を待つラウベ。カーテンが外されると途端に空き家となる。カーテンは生活感の象徴だというのがよくわかる。そういえば去年当研究所も最初にカーテンを買いに行ったっけ。
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畑の巡回
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白菜はもうダメ
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フキノトウが咲いている。これは育ちすぎで食用には向かない。
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帰りの高速はやたら速いE320の後に付いて快調に飛ばす。途中あまりにも速いペースなのとフロントが不安定になりだしたのでスタッドレスのせいかと思いペースダウンすると猛烈な横風の為であることがわかり一安心。それからは淡々と走る。昼間なのに夜間とあまりかわらない時間で到着。

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2006年03月25日

タイヤ交換+栽培講習会最終回

土曜朝東京発。今日はツクシが食べたいという祖母を連れてくる。
もう冬タイヤでもなかろうということでタイヤ交換を実施。この穴はジャッキのための穴である。カバーをマイナスドライバーで外すと出てくる。作業後このフタをきちんと締めておかないと謎の異音に悩まされることになる。
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これが純正のジャッキ。ビルシュタイン製。真ん中のとがった部分を穴に入れくるくる回す。動作が確実でしかも軽い。
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ジャッキで持ち上げてタイヤを外したところ。足が長いのでかなり高めに持ち上げなければならない。ジャッキは一本足なのだが、非常に安定していて動作に不安はない。
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一本出ているのはガイドピン。これをねじ込んでからタイヤのネジ穴をあわせて通すと、タイヤの位置がぴたりと決まる。
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3本くらい手でねじ込んでからガイドピンを外し、そこにもネジを通す。
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交換し終わった状態
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さて、交換している間に祖母と姫がツクシを取ってきた。ツクシの食べ方にはいろいろ流儀があるのだが、当研究所ではハカマは取り、頭はつけたままごま油炒めにする。ちょっと醤油を入れるが、今回はそば用の返しにしてみた。
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いただきます。胞子のホロにがさが春の味覚である。ご飯が進む。
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Oさんの焼き物。陶土を変えて色をつけるなど非常に凝っている。来年度はガルテンでも本格的に陶芸教室が開かれるようだ。
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ニンジンの間引きをする。決して時期ではない。単純に去年植えるのが遅かったため、ろくに生長しなかっただけである。
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先々週斎藤塾で植えた大根の芽が出ている。貝割れ状態
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栽培講習会。斎藤指導員のガルテンでの最終講義である。
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夏野菜の作り方。
ナス・トマト。3本仕立てがおすすめ。第一果前後の主枝、側枝を延ばす。その下の枝はとってしまう。台木苗の場合、台木を間違えて育てないように。

トマトは一本で仕立てる。芽かき。どちらが主枝かは、どちらが先に一番花がついているかで見る。わからなくなったらどちらでも良い。トマトは基本的には放任栽培。芽かきは傷口なので、晴れた日に実施し、傷口がおおきくならないように。また、ジャガイモの作業をした後にさわらないよう注意。

ナスのおすすめは千両二号。
苗の植え付けの際は、水をやるのではなく、水に浸るまでつける。実際の畑では水をやるということができないが、一度つけておけば植え付けOK。

ピーマン・トウガラシ:放任。

Q:よくトマトなどで、木のすぐそばに支柱を立てているのを見かけるが、太い支柱をすぐそばに立てても大丈夫なものか?
A:実は立ててから苗をそばに植えるほうが簡単。一本くらいなら後から立ててもよいが、旨く立たずに何回も打ち込むのは根に悪影響があるだろう。

Q:キュウリがさび病担った場合、なにか対策は。
A:あきらめたほうがよい。

葉を丈夫にするには窒素を多用するのがよい。油粕を腐らせて株元にやる。葉が濃緑になる、が、キュウリ自体はおいしくなくなる。

カボチャ、スイカ。第一果を確認し、目印をつけてタネ袋に書いてある収穫日で収穫する。
カボチャは葉が突然ダメになるが、そのときにすぐ収穫しないと実が傷む。

苗を買わないもの(苗を買っても付きがわるいもの)
エダマメ、オクラ。5月中旬にまく。

エダマメのカメムシ対策→他より速くつくるしかない。
マルチを貼って高畝にすると多少効果あるかも。

ソルゴー(緑肥)の蒔き方。
GW開けすぐに蒔く。梅雨が明けない間に刈って鋤き込む。2m近くになるので、草刈り機で何段かにわけて刈り、鋤き込むのがよい。蒔くときは鳩に注意。かなり深めに蒔くのがよい。

トウモロコシ。カメムシ、アワヨトウ。アワヨトウは雄しべに卵を産むので、付いていると思ったら約から花粉が落ちた段階で20cm~30cmで切り落とす。

Q:ストチュウは役に経つのか?化学肥料見たいには役に立たない。立っていると思うが、統計上有意な差がでるかどうかというところどえは。

Q:もうまいて良い物は
A:葉物はよいのでは。夏野菜は霜が下りる間はダメ。透明マルチで地温を上げる。

一年生のマドンナより「奥様へ」ということでバラが手渡された
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照れる指導員
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その後、斎藤指導員宅にて、キノコの種付け講習が行われた。ドリルで直径8mm、深さ18~20mmくらいの穴をあけ、そこにタネ菌を植え込む。タネ菌は埋め込み易いよう鉛筆の先のようなチップに植えてあり、それを木槌で叩き込む。コツは、「タネ菌が活動できるよう深さに余裕を見ておくこと、植える側のチップ(とんがっているところ)にはさわらない」ということである。タネ菌はホームセンターなどでも売っているが、基本的には「カビ」なので、開封したら早めに使い切らなければならない。
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木槌で叩き込む。左の缶の中に種菌が付いているチップを入れてある。きわめて単調な作業。これで収穫は半年から一年後である。のんびりしたものだ。
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その後、キエフで食事。途中お客が来たのに主人も奥さんも調理中で出てこないという事態発生。鷹揚なものである。やはり味は古風だが確かであった。しかし何時来ても空いている。もったいない。ロシアンティーのジャムを混ぜる姫。
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2006年03月26日

アスパラ顔出す

卒業される隣のGさんから頂いたインゲンにツルが出てきた。キュウリネットを張る。横45度のひし型のキュウリネットを張るのは実に難しい。目分量で少な目に出してしまい、かなり悩む。
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よく見るとアスパラの芽が出ていた。出るときは紫色である。3つめ以降は食べてよいそうな。
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12:30に出て、笠間図書館に寄って帰る。やはりノーマルタイヤのほうが走っていて安心感がある。15:00帰着。途中対向車線に走行車線のトラックの事故と、首都高に入ってすぐにハイラックスサーフと思われるSUVが完全にひっくり返っているのを見た。自分も気をつけねば。

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